LINER NOTES

Liner Notes  by 世田谷のりこ
「さよならにシロップ」 
All songs Written by 世田谷のりこ

1. 最後だとわかっていたなら


言葉との出逢い。なんとなく子どもの頃から覚えている言葉。

なんかずっと引っかかって忘れられない言葉。
この年になっても一目惚れする言葉。
頼んでもないのにどうしても目についてあっちからこっちにやってくる言葉。
大学生のころ一冊の本に、言葉に出逢いました。
ノーマ コーネット マレック作 佐川 睦・訳
『最後だとわかっていたなら』
“命を粗末にしてはいけない”こんな最終メッセージを伝えるために
僕たち歌詞を書く人間たちは様々な角度から視点から試行錯誤を重ね
自分なりの言葉を見つけたりするのだと思います。
でもどうしてもこれ以上の言葉がみつかりませんでした。
最後だとわかっていたなら
常日頃からこの言葉が頭の片隅にいるだけで
誰かを許すことが出来たり
嫌なことも我慢出来たり
未来なんて誰にもわからない。
運命なんてのは後付けなんだってよく話していました、むかし。
予測もしてなかった出来事が生きているこの世界の中では起こりうる。
いつまで経っても俺たちは後悔の連続かもしれない。
この言葉と出逢うときは後悔をしている最中なのかもしれない。
今よかあと少しだけ人に優しくしたいと思った時、この本をこの歌を思い出してもらえたらと。
みんなの大切な本や言葉をまた教えてよ。

2. アイシング・フォーユー


これは口下手なラブソング。

思ってることなんてなかなか素直に話すことなんて出来なくて。
誤摩化したり、あきらめたり。
だって嫌われたくないんだ。
黙ってた方がいいことだってある。
こんな自分を好きになってくれる人なんて見つかんないよ。
嫌いなものは嫌いって簡単に話できるのに
好きなものは好きって全然言えなくてね。
手紙だっていい。
手話だっていい。
メールでもいい。
動画でもいい。
手段なんて幾億通りあるよ。
俺は歌うよ。
照れ隠しながら
君のことが大好きだって歌うよ。
英語にすると少しだけカッコつけれるんだよねー

3. 夢時計


夢を追い続けて生きてきて

思いのほか結果もでなくてさ
毎日毎日歌詞のこと考えて
どんなアレンジが一番伝わるのか?って考えたり
自分に何が足りないのか考えたり
うまくいかない自分の状況をさ
誰かのせいにしたり
偉そうに時代のせいにしたりしてた。
でもそれは間違ってる。
今ははっきり言えるよ。
夢に向かって進む時間はさ
ちゃんと自分と向き合わなきゃ進まないんだ
自分との闘いに挑んでいる時
心配ない。俺たちの夢時計の針はしっかり刻んでくれているよ。

4. 帰りみち


チアゴが愛笑むに加入して

少し経ってラファエルが加入した
eq.ってバンドが解散して
“俺ひとりなら解散することはない”ってはじめたのが【愛笑む】
そこに入れたのか。入っていたのか。
いつの間にかメンバーとしていた奴ら。
頼もしいメンバーでもあり、年の離れた後輩でもあるような、、、
愛おしい奴らです。
保険かけて生きていても恥じることはない。
なんにもなくなっちゃうなんて怖いもんね。
一応いつでも引き返せる目印をこの道中つけてきてるんだ。
覚えてないかもしれないけどね。
でもこいつらとなら引き返すことはないかも。
ただただまっすぐ前向いて今日も進んで行こうと思ってるよ。
そんな日記です。この歌。

5. 笹舟


もう未練タラタラで描き殴った歌です。恥ずかしい話。
笹舟にのせてでも届くんじゃねぇかな?って
この海に浮かべたらさ
波にのっていつか届くんじゃねぇかな?って
失恋すると少しロマンチストになっちゃうみたいです。
あのときは本気で信じてた。
雨もよけて 風もよけて 波にも負けず
あれから少し時間はたったけどね。
少し自分に自信がない人だった。
俺にとっては最高に魅力的だったのさ。
今でもそれは思ってるよ。
少し自信がないくらいの方が可愛いと思う。
素晴らしく素敵だと思うよ。





Self Liner Notes by 世田谷のりこ

Liner Notes  by 世田谷のりこ
「すずめ」 
All songs Written by 世田谷のりこ

 


2014年の真夏。34歳の俺にまさかの弟が出来ました。

人生何が起こるかわからないとは言うんだけど正直戸惑った。腹違いの弟。テレビドラマでよく聞く言葉。今隣にいるちっちゃいコイツ。
コイツと俺の親父は同一人物で
俺とは俺と親父くらい年の離れた兄弟。
面白いよね。
びっくりするくらい可愛いしね、目の中に入れたら流石に痛そうだから入れないけどさ。
時が経つにつれてコイツも知っていくはずなんだよ。
親父がやたら老けてるとかさ、そのわりにお母さんが意外に若いとか。
姉貴がみんなの母さんくらいの年齢だとか。
兄貴がみんなの親父くらいの年齢だとか。
それがよく起こることなのかとか、起こらないことなのかとか。
それが普通だとか普通じゃないのかとか。
でも環境が自分を磨いてくれること。
結局みんなと何も変わらないこと。
普通なんてこの世には存在しないってこと。
知っていくはずなんだ。
愛する弟よ。
お前は望まれてこの世に生まれてきた。
本当だぜ。
強く抱きしめるにはまだまだ未熟な手なんだけど、これからもっと強くなって
俺たち兄弟も守ってやる。
一緒にとことん生きていこうぜ。
大きくなれよな。

宮崎家分の1の歌。
 
 





Self Liner Notes by 世田谷のりこ

Liner Notes  by 世田谷のりこ
「なぜ僕たちには黄色が似合わないのか?」 
All songs Written by 世田谷のりこ

1.  ギネスブックには載っていない幸せのハードル


貧乏人の負け惜しみVSお金持ちの虚勢」

こんな“幸せの定義”に僕らは悩まされ、時に歩くスピードさえ抑えられながら今でも毎日を歩いています。
僕の町の二村山から見える景色がとても綺麗だなぁと感じた学生時代。少年野球で勝った試合のあと家族に連れて行ってもらえる外食が本当においしくて、おいしくて。初めて出来た彼女とは手を繋ぐだけ。デートはこれで十分で。
あれから10年以上が過ぎて、あの頃みた景色なんて忘れてしまって、外食だって友達としょっちゅう。手を繋ぐなんて照れくさくて、照れくさくて。 膨らんでいく欲求を満たしながら、きりがない上を見ながら。誰かをうらやみながら。また誰かを見下しながら。
幸せのハードルは日増しにあがっていって、踏み台を 置いてズルでもしないと飛べないくらいになっていったなぁ。ギネスブックみたいに誰かが毎日毎日記録を更新していくみたいにさ。そんな求められてもない闘 いに勝手にエントリーしていてさ。勝手にうかれて、落ち込んだりしてるわけ。情けないよね。
これは自分への戒めの歌。俺はそんな闘いからはドロップアウトするよ。競争はとっても大事なこと。順位だって必要だと思ってます。貧乏人だろうが、お金持ちだろうが知ったことじゃない。負け惜しみや虚勢に問題があってさ。
背伸びしたってただ数センチ高くなるだけだって。もともと背の高い人には敵わないって。30代になった今思う気持ちを綴った日記です。
40代になってこの歌をまだ歌っているのか?さらに違う観点で違う歌を歌っているのか?  楽しみです。

2.  約束


約束とは最終手段であって、約束が嫌いだなんて人もいるみたいで。それでも約束を果たしたくて、今もまだ果たせてない約束がたくさんあります。誰かが覚えているだけで約束は成立するので一番悲しいのはこの約束が果たせられず、忘れ去られてしまうことかもしれませんね。
まず先に親父はまだ元気に生きています。特に親父に は愛されて育ちました。片親でしたが本当に愛で満たされていました。身振り手振り親の真似をして、手にとったライターの熱さを教わり 姉の漫画を横取りし て先に見てはいけないことも教わりました。そして愛されるいうことを教わりました。そして愛された行為をいま自分がしています。
いま親父の愛の真似をしています。このまま真似をし続けようと思います。こんな俺を我が子が出来たのなら真似して欲しい

3.  夕凪の道


ー灯台もと暗しー 失せも のは足下でよく発見されるって話です。いつどこで誰を好きになる瞬間てのも曖昧で俺アタマ悪いなぁの繰り返しです。友達と恋人の境界線。友達に戻れるかわ かんないですけどね。ふたりで歩いた夕凪の空の下。空の色のせいかな?朝凪だったのか夕凪だったのか?思い出の目印は少しオレンジの混じった空の色。きっ とこれからもたまにする道草のうた。

4.  涙したけれど


友達が社会に出始めて少し 経った頃かな。仲間のひとりが病気になってね。人一倍気を遣う優しい奴だからさ。強いんだか弱いんだかわ からない奴。 あんなにも自分を好きな俺たちがある時から自分を疑ってしまったのかな?復活したあいつの目ン玉には熱い炎みたいのがみえて  昔よか優しい色で燃えてた。  人前で涙を流すな!みたいな観念がいまでもあって。男でも女でも俺は本気の涙なら一緒になって泣きたいと思うな。嬉しくても悲しくても。

5.  素晴らしき日々


チアゴと一緒に同じマンションに引っ越しして、大阪に拠点を移していた時期。今でも支えてくれている愛笑むチームの仲間と出逢いました。  何もなかったけど満たされていて  こんな日々が続くことを祈っていました。  それから4年もたってしまってのこのアルバム。なによりあの頃の仲間にお待たせと言いたいです。  各方面で大活躍している仲間たち。学生時代からの仲間。音楽仲間。飲み仲間。本当に支えられて恵まれています。  なによりチアゴ、ラファエル、ゆり亜、久米ち。StandingEggの面々。そのなかで知り合っていく仲間。ネットを通してでも応援していただける仲 間たち。
この素晴らしき日々。乾杯です。

6.  今逃した魚がどんな大きさかわからないだろう?


みなさんに抱いていただいている“愛笑む”イメージの半分以上は1曲目のギネスやこの曲“魚”によって生まれているのだと思います。
親の影響で子どもの頃から家や車の中のBGMは吉田 拓郎さんをはじめフォークソングで溢れていました。故に音楽への道に導かれた と思うのですが  音楽を始めた頃、日本語を大切にというよりか  英語独特の雰囲気に心を持ってかれて英語風に歌ってました。そしてHIPHOPに出逢いラップのリズム感とメッセージソングの新しい表現方法として虜に なっていきました。日本語で勝負したいと思い始めてはじめた25歳当時“愛笑む”を結成しました。まだひとりでしたけどね。
この曲はフォークソングです。俺なりの解釈ですけど。早口には意味があるんです。だから歌詞カードを絶対に入れたかった。そして “幸せまでパパに勝ってもらうの?” 学生の頃とある仲間と作ったこのキャッチフレーズをどうしても歌いたくて。
これが愛笑むです。

7.  紫陽花


中学のころずっと片思いしていた人が居ました。いまでも綺麗なあの頃のまんま。今は親交もありませんが、今でも素敵な人なんだろうなぁ。昔ながらの木造校舎 で育った僕たちの教室を渡り廊下が繋いでいて  休み放課の度に渡り廊下に行き  窓から教室から出てくるその子を待ちわびたものでした。今したらストーカーだけど、若いって良いことです。
想いは直接伝えれなかったですけど  少し後悔もありますが  その後悔が背中を押してくれて  今までの自分の恋愛に繋げてくれています。そんな渡り廊下の窓から見えた紫陽花の歌。

8.  初恋


ピュアなこころ。ものすごい寒い冬の通学路。  一目見たいとあの子の帰りを待つ時。  手はジンジンとしびれるくらい冷たくて  足のつま先がカチカチになっていても1時間でも2時間でも待ってられた初恋のころ。
世間では相も変わらず大人は汚いものだと教えられて  誰かに裏切られてもそこにしか居場所のない人はまた誰かに依存し、心がくすんでしまっているとなにより被害者たちは自分を責めていく。
俺にはあなたが見えないからさ  ここで歌っていくよ。ここにひとりあなたを心配する人間がいるとだけ  本当に無責任だけど  何も出来ないけどさ  あなたを心配する人間がいるとだけ。
そのために俺はこの歌を歌い続けていきますので  無責任に歌っていきますので。

9.  やみそうでやまない雨


“こんなにも嫌なことが続けばこれからはいいことあるさ”  こんな言葉に救われては裏切られて  一難去ってまた一難。
休息の地オアシスなんてのは、この世にないのかも。なんてひねくれてみたり。
笑っても届かない  君が隣にいないのなら  君と笑っている時無敵になる。  どんな壁も乗り越えられる気がする。
愛笑む   それは隣にあなたがいてくれるから
笑うって大切ですね。  ものすごい遠くにいるあなたには僕の笑顔は届かないので  隣に居る君になら笑えると思います。
俺たちの周りにはよく笑う人が多いです。  だから笑います。  おもいっきり汚い笑顔で笑います。

10.  ホームレス・ラヴ


この曲が愛笑む はじまりのうた。背伸びした自分もこの歌には正直に隠れています。
大人は嘘つきだと教わりました。  反抗期がまだ続いています。  
だから嘘をつきたくないし、つかれたくもない。
嘘をつくのが大人の免罪符ならクソくらえです。
死ぬまで笑われてもピュアでいてやろうと思います。
そんな場所が  そんな音楽が作れるのなら  
こんなプライドは捨てて笑われるピエロになってやろうと思います。
いつでも待ってます。そしていつでも離れてください。
そして俺が離れても待っててください。
ホームレス・ラヴ ここが僕の家です。   家族です。

 





Self Liner Notes by 世田谷のりこ